チラシの裏の覚書。

個人的なナレッジノートです.φ(..)

" それまで、私から離れていく人たちのもうひとつの特徴は女性でした。まあ、私はあまり女性に関心が持てないんですね。もちろん男性が好きだと言うわけではありません、単純に性欲がとても薄いのです。なので、女性に..."

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 それまで、私から離れていく人たちのもうひとつの特徴は女性でした。まあ、私はあまり女性に関心が持てないんですね。もちろん男性が好きだと言うわけではありません、単純に性欲がとても薄いのです。なので、女性に対して気の利いたことを言うわけでもなく、女性を誘って飯をおごるということはなく、当時東京ドームを本拠地にしていた日本ハムのパリーグの試合を観に行くとき「ついでに」声をかけるか、といっても現地に同じくパリーグを応援しているむさくるしいおっさんたち同志がおりますので、期待したような話には当然なりません。あるいは、タバコの煙がもうもうとしている深夜のゲームセンター。もうね、ゲームが好きなんです。突き詰めずにはいられないのです。私の変な人としての真骨頂は、このあたりにありまして、女性に私が合わせるなんてことはあり得ない。だから猛烈な勢いで女性からは逃げられていくわけですね。

 それまで、なかなか結婚に踏み出さない私に、お袋が何度もお見合いの話を持ってきてくれました。 でもそういうお見合いは回数を何度こなしても、相手が私のことではなく私の馬鹿みたいな地位やゴミのような知名度や適当な著書や口座に入っているだろうおカネを見て、想像して、いろいろ膨らんでいることが透けて見えてしまう わけです。結婚はしたかったけど、私の虚像を愛する女性との結婚生活が長くは続かないことぐらい、誰でも予測がつきます。

 そして何より、おカネを持っている人にとっては結婚こそ最大の資産リスクだと思っている 。これは、私の成功した投資仲間が何人も、刹那的な情事の果てに籍を入れてしまい、奥さんの放蕩や我侭の挙句の散財と価値観の違いからくる不和で離婚に至り、離縁するときなかば「泥棒に追い銭」も同然の財産分与を余儀なくされて、途方に暮れる姿を晒していました。もちろん、私自身はそういう連中を馬鹿にします。なんてたって34歳、結婚まで童貞ですからね。そういう過ちをする可能性はほぼゼロでした。

 と同時に、結婚できない自分の「先のない感じ」が堪えられなくもなってきていました。私が死んだら終わりです。おカネはあの世に持っていけないだけじゃなく、本気で何も、残らない。さて、何のために生きたのだろうと思うと、結婚というリスクを踏んで、そのリスクが現実になってしまって揉めている奴らのほうが、よっぽど人間なんじゃないかとさえ思えるようになってくる。



- この国で結婚をするということ 前編|山本一郎|ケイクスカルチャー|cakes(ケイクス) (via igi)
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