チラシの裏の覚書。

個人的なナレッジノートです.φ(..)

"えーと、ロシア語でクマのことをメドベージ(Медведь)と言います。 これ本当は「蜂蜜を食う奴」という意味。現ロシア大統領のメドベージェフさんの名前ですが、彼も、「熊さん」ではなく、本当は「蜂蜜大好き..."

えーと、ロシア語でクマのことをメドベージ(Медведь)と言います。
これ本当は「蜂蜜を食う奴」という意味。現ロシア大統領のメドベージェフさんの名前ですが、彼も、「熊さん」ではなく、本当は「蜂蜜大好きおじさん」なのです。そういえば首相はプーさんだ。

ではなぜ、こう呼ぶようになったか?
ロシアでは熊は畏敬の対象でした。森の中で出会ったら、100パーセント助からないからです。だから彼らが森の中で、その名を口にすることは絶対にありませんでした。うっかり言ったら「呼んでしまう」からです。とはいえ、名無しというのも不都合です。そこでロシア人たちは「蜂蜜=мед(ミョード)を食べる奴」というニックネームをつけたのでした。

ちなみに、この習慣は森の外でも人々に染みついていました。おそらくロシアの子供たちは「いい子にしてないとメドベージに食べられるぞ」などと言われたに違いありません。それは都市でも変わらず・・・近代化しても変わらず・・・革命が起きても、ソ連が崩壊しても変わらず・・・。

気づいた時には「熊」という言葉は消滅していました。

今、ロシア語の辞書で「熊」を調べても「メドベージ」しか出てきません。知り合いのロシア人たちに聞いたことがありますが、彼らも「熊」という単語を知りません。「メドベージ」だけが残ったのです。

禁忌が消滅させた言葉。
わたしには、この上なく魅力的な物語に感じられます。



- 昨日のソ連邦: 今日のソ連邦 第16号 1986年8月15日 その2 (via ginrei)
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