チラシの裏の覚書。

個人的なナレッジノートです.φ(..)

"「全財産を競馬に突っ込んだこともあるんですよ」と、さらに話のスケールが大きくなった。ある時、持っていたトパーズという系統の牝馬が仔馬を産んだ。畑が取り上げた。前脚が出てきた時に暴れていたそうだが、静かに..."

f:id:Saitoh:20150221230626p:plain “「全財産を競馬に突っ込んだこともあるんですよ」と、さらに話のスケールが大きくなった。ある時、持っていたトパーズという系統の牝馬が仔馬を産んだ。畑が取り上げた。前脚が出てきた時に暴れていたそうだが、静かにしなさい、と畑がたしなめ、引っ張り出した。通常、生まれたての仔馬は立つのに20分くらいかかるのだが、すぐに自分の脚で立つことができた。直感的に〝いい馬になるぞ〟と思った。そこで自ら育て、競馬場に預けた。名前は〝ムツノグラチエ〟。最初のレース、ゲートの中でバタついてしまい、大きく出遅れた。だが、3コーナーに差し掛かる頃には、前との距離はさほどなくなった。それを見て、「次はゲートの練習だけをさせよう」と、調教師と話した。その練習の結果が問われるレース。すでに作家として大成していた畑の銀行口座にはかなりの預金があったが、その全額をムツノグラチエに賭けたのだ。馬主席で応援していたが、レースが始まると、周りがびっくりするほどの大声を上げていた。「緩めるな、ムツノグラチエ!」。結果、1着でゴールした。馬券を換金してホテルへ戻ったが、その直後のことはほとんど記憶がないという。「よっぽどうれしかったんだろうね」”

- 煙たい男たち|Case10 畑 正憲 | Rolling Stone(ローリングストーン) 日本版 (via 13py2)
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