チラシの裏の覚書。

個人的なナレッジノートです.φ(..)

"宮崎 ずいぶん私は探していたのです。いつが一番良かったのか。どこで止まればよかったのか。  止まらないことが分かりました。  例えば昭和30年代を懐かしいという人が日本にいます。「その時期は良かった..."

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宮崎 ずいぶん私は探していたのです。いつが一番良かったのか。どこで止まればよかったのか。

 止まらないことが分かりました。

 例えば昭和30年代を懐かしいという人が日本にいます。「その時期は良かったのではないか」と錯覚を起こしている人がいますが、非常に不幸な時代でした。

 なぜ不幸な時代だったかというと、うっくつした欲求不満がその後に凶暴な公害をもたらすのです。日本中の海や川を汚し、山を削りゴミだらけにしました。そんなに凶暴になることは、かつての日本にはなかったことです。懐かしいと言われている時代に、それだけの欲求不満がうずまいていたのです。実際自分の子ども時代でも、周りの友人たちに学校に行けない人とか、自活しないといけないという人たちがいました。

 江戸時代ならいいのか。それはもちろん惨憺(さんたん)たるものを、たくさん含んだ社会です。

 「いったいどこに止まれば良かったのか」というのは、これはずいぶん探しましたが、結局「楽園というものは自分の幼年時代にしかない、幼年時代の記憶の中にだけあるんだ」ということが分かりました。親の庇護(ひご)を受け、多くの問題を知らないわずか数年の間だけれども、その時期だけが楽園になると思うようになるのではないでしょうか。



- Business Media 誠:“ポニョ”を作りながら考えていたこと:「世界は美しいものなんだな」と感じてくれる映画を作りたい――宮崎駿監督、映画哲学を語る(後編) (4/4) (via nozma) (via venus-on-the-spoon)
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