チラシの裏の覚書。

個人的なナレッジノートです.φ(..)

" 過日。ニュースで大学授業料反対のデモ行進の映像を見ていたら、ラッセル・ブランドの写真や本を抱えて歩いている学生が何人もいた。  「投票ってのは、『こっちの政党より、こっちの政党の方がちょっとだけ邪悪じ..."

f:id:Saitoh:20141211230659p:plain

 過日。ニュースで大学授業料反対のデモ行進の映像を見ていたら、ラッセル・ブランドの写真や本を抱えて歩いている学生が何人もいた。
 「投票ってのは、『こっちの政党より、こっちの政党の方がちょっとだけ邪悪じゃないから』という理由でするもんじゃないだろう。政党は俺たちを舐めている。投票をサボタージュしろ。投資家たちのゲームで法外な額になっている家賃も、大学の授業料も払うな。システムを麻痺させろ。レヴォリューションを起こすんだ」
というラッセル・ブランドの発言をジョン・ライドンはこう評した。
 「選挙権は俺らに与えられた唯一のパワーだろ。それを放棄しろってのはアホの骨頂。しかも、普通の地べたの人間は、家賃を滞納すれば河原に段ボール箱の家を作って住むことになるんだよ。で、あれだろ? そんなことを言ってる人間は、自分はその河原を窓から見下ろせる高級マンションに住んで言ってんだよな」

 ラッセル・ブランドは、保守派新聞『デイリー・メール』などからも「シャンパン社会主義者」と叩かれている。
 政府がニュー・エラというロンドン市内の公営団地を米国の投資ファンドに売却し、住民は4倍に跳ね上がる家賃が払えずに退去を迫られている。住民たちの抗議運動に参加したラッセル・ブランドに、あるリポーターがこう質問した。
 「ところで、あなたの部屋の家賃はいくらなんですか?」

 シニシズムがこじれると、こういう素っ頓狂なことを言う人が出て来る。
 下層民にしかエスタブリッシュメントと戦う資格がないのなら、おそらく歴史上のいかなる革命も起こらなかっただろう。ゲバラは医学部卒の富裕層だった。労働者にしか反逆の資格がないのなら、パンクだって単なる変わった恰好をしたヤンキーの暴れで終わっていた筈だ。
 UKの大衆音楽がレヴォリューションについて歌わなくなったのは、発信する側に下層の人間がいなくなったからではない。
 シャンパン階級の人びとが、高層マンションの窓から河原の段ボール箱を見おろさなくなったからだ。



- アナキズム・イン・ザ・UK 第25回:シャンパンと糞尿 | ele-king (via dorelax)
from Tumblr http://ift.tt/1wgyVcY
via IFTTT