チラシの裏の覚書。

個人的なナレッジノートです.φ(..)

"とにかく、大事なことは「セシウムは付着した場所から移動しない」のだと言う。木の葉、木の幹、及び表土から殆ど移動しない。3年経った今でも、表土から2−3cm、それ以上深くまでは沈降しない。だから、雨水によ..."

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とにかく、大事なことは「セシウムは付着した場所から移動しない」のだと言う。木の葉、木の幹、及び表土から殆ど移動しない。3年経った今でも、表土から2−3cm、それ以上深くまでは沈降しない。だから、雨水によってセシウムが地下深く浸透して地下水に影響を与えることもない。逆に言えば、何万年もセシウムは表土にずっと残り続けることになる。

そして、さらに今回分かった、驚異的な事実は、殆どの植物が土壌から、一切のセシウムを吸収しないことであった。このことに気がついた中西先生の実験室では、さらに興味深いことがわかった。植物は放射能に汚染された土壌から一切セシウムを吸収しないのに、放射能に汚染された水だけで栽培するとセシウムをたっぷり吸収するという事実である。つまり、セシウムは土壌と強く結びつく性質を持っていて、この土壌からは植物の内部に全く入っていかないのだ。

このことが、農地の土壌に対しては、完全な除染が進んではいないにも関わらず、そこで、新たに栽培された農作物は全く放射能が検出されない安全なものが生産出来るという理由である。中西先生によれば、地球は、誕生直後から強い放射線に覆われており、その中で、生物は進化を続けてきたので、もともと放射能に対して強い耐性を持っていると言うのである。

中でも一番驚くのは、乳牛に関する放射能汚染調査で、原発事故直後に深刻な放射能汚染を受けた飼料を食べた乳牛から絞られた牛乳も深刻な放射能汚染を受けていたわけだが、その後、汚染されていない飼料を与えたところ、20日後には、原発事故以前の状態と同じ、全く汚染されていない牛乳が得られたという。つまり、植物は土壌から放射性物質を吸収しないし、動物は一度取り込んだ放射性物質を排出し、体内に残さないという優れた放射能耐性能力を持っていることが判明したのだという。中西先生は、ここで悲しそうな顔をして語られた。「だから放射能汚染地域に居た乳牛達を殺す必要はなかったのです。彼らは、汚染されていない飼料さえ与えれば、また、再び全く問題ない牛乳を生産することが出来たのです」。



- 275 「フクシマ」を救う中西友子先生 « 千秋日記 (via clione)
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